浪人 メリット・デメリット

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現役で大学受験を失敗し、更に1年(もしくは複数年)かけて大学受験合格を目指す『 浪人 』
今回は、その浪人のメリット・デメリットをお伝えします。
浪人を考えている高校3年生は、ここでお伝えするメリットとデメリットを考慮したうえで、浪人するかどうか判断しましょう。

浪人 メリット

さて、まずは浪人することのメリットから話していきましょう。
浪人しようか迷っている方の背中を押しましょう。
私が考える浪人のメリットは〇つ。
一つ一つお話していきましょう。

現役より偏差値の高い大学に行ける(可能性がある)

現役時代よりいい大学に行ける。
これが浪人をする何よりのメリットでしょう。
そもそも勉強の時間を追加で1年間取れるわけですので、冬まで部活などをやっていて十分な勉強時間を取れなかった人など、絶対的な勉強量に不足感を持っていた人にとっては、浪人はかなり大きなメリットです。
正しく勉強すれば、普通は現役時代より偏差値の高い大学に合格することが出来ます。
例え1年多くかかったとしても、いい大学に合格すれば親・友人・親戚は褒めてくれます。
その際に味わう他社からの肯定は、やはりなんとも言い難いものがあります。
現役時代に勉強が出来ずにコンプレックスを抱いていた方でも、それを見返すことができる可能性があるのです。

一生ものの学力を身につけられる

これは私が浪人して良かったと思う大きな理由の1つです。
私は現役時代、センター英語の点数が約100点でしたが、浪人して満点を取ることが出来ました
その差は、ただただ単語力が上がったとかではなく、きちんと文法を学び、構文をとる練習をし、基礎的な問題をたくさん解くことによって、英語の基礎力を培うことが出来たからです。
大学に入ってからも英語で困ることはありませんでしたし、就活の時も英語で躓くことはありませんでした。
これは本当に浪人して良かったなと感じました。

一生の思い出になる

浪人生活はいい意味でも悪い意味でも、一生モノの思い出になります。
今では社会人の筆者ですが、浪人時代の記憶は30年弱の人生において5本の指に入る思い出です。
なぜここまで記憶に残る思いでかというと、記憶に強く残るほど強烈に努力をして、それによって望む結果を出すことが出来たからです。
私は志望校に合格したからこそ、よい思い出として記憶に残っているわけです。
いい思い出にできるのか、はたまた苦い思い出になるかは、受験生一人一人の頑張り次第です。

浪人 すると忍耐力が付く

浪人生活はよほどの天才以外は、超大量の時間を勉強に費やすことになります。
1年目に失敗しているからこそ、次も失敗できないという強烈なプレッシャーの元、大量の時間と労力を勉強に充てるのです。それは相当のストレスがかかるものです。心が折れそうになります。だからこそ、それを1年間弱続けると、相当の忍耐力を付けられるのです。強いプレッシャー下で結果を出すために努力をする。
この貴重な経験が、今後を強く生き抜く忍耐力繋がるのです

浪人 デメリット

さて、次は浪人することのデメリットをお話していきます。
捉え方次第ではありますので、デメリットでもあり、メリットともなるものもあります。
1つ1つ落ち着いてみていきましょう。

浪人 しても志望校に受かるとは限らない

やはり、大きなデメリットとしては、1年かけたのにも関わらず、志望する大学に行けない可能性があることです。
よく言うように、現役時代より偏差値の高い大学に行ける浪人生が3割、同じレベルの大学に行く浪人生が3割。それより下に行くのが3割というのも一概には間違っていません。

浪人の実態を示す記事はこちら
したがって、安易に決断をするのは危険ではあります。
ただ、浪人して一生懸命やった結果として、合格した大学が不本意だったとしても、全力でやったという自覚があれば、そこに後悔は生まれないでしょう。
あなたを包む達成感は、志望校合格よりも価値のあるものであり、あなたの一生の自信につながります。一生懸命頑張ればの話ですが。

大学入学が遅れる

当然ですが、周りに比べて1年間長く受験勉強をして大学に入学するわけです。
入学のタイミングで大半は年齢が上となります。
成人式のタイミングが異なったり、年齢いじりをされたりなど、年齢が違うがゆえに様々なことが起きます。
ただ、デメリットとなるのは年齢が違うという事実のみ
大学入学が遅れたからといってほとんどデメリットとなることはないでしょう。

浪人 はお金がかかる

浪人には通常であれば大学に1年通う分くらいのお金がかかります。
予備校に通うのであれば、1年間の予備校代、交通費、食費、参考書料金、受験費、などなど、合算すると大学の1年分かそれ以上の費用がかかります。
これは留学に半年行ける程度の額です。

偏差値の高い大学に行くことと、留学に半年行くことを天秤にかけ冷静に考えて、偏差値の高い大学に行く価値の方が高いと考えるなら、浪人することはメリットでしょうが、その逆と考えるなら浪人はすべきではないでしょう。

就職が遅れる

これは大学入学が遅れるのと同様です。
しかしここでは大学とは少し異なったデメリットが出てきます。
先過ぎる話ではあるので、あまり気にするべきではないですが、
日本企業では、定年退職が年次ではなく年齢で決まります。
仮に1年遅れるとすると、同じタイミングで入社した同期より1年早く退職となります。
また、日本企業には役職定年というものが多くの会社で存在し、その役職定年までに、理事や取締役などの偉いポジションに行けば、役職定年から外れるのですが、単純に役職定年までの時間が1年短いわけで、同期より1年分の時間を巻いて出世しないと、役職定年のタイムリミットをオーバーしてしまうのです。
ですが、先過ぎる話ですので、ほとんど気にする必要はないでしょう。

まとめ

今回は、浪人のメリットとデメリットということについてお話していきました。
他にメリットとデメリットは数えきれないほどありますが、私の実体験の中で思いついた主なものをお話していきました。
今の合格した大学を考慮したら浪人すべきか??というお悩みに関しては、面談を無料で実施しておりますので、ぜひご応募ください。
お待ちしております。

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