浪人 生 1年間の過ごし方【浪人 年間スケジュール】

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予備校 浪人 生の1年間の過ごし方を書きました。

私の実体験を元に書きました。これがリアルです。

震える現実かもしれませんが、浪人前の方は読む価値しかありません。


4月

浪人生活スタートの月。

友達はできるだろうか、授業はついていけるだろうか。
大学受験に落ちたから浪人をするのに、どこかワクワクした気持ちになっている。

受験生活は何よりもスタートが重要。

一番大事なことは浪人最初の月から勉強のペースをつかもうとすること。

こちらの記事では、ルーティンを作ることで毎日決まった生活を送り、不安やストレスに左右されない勉強生活を過ごしていこうというもの。

これを作るかつくらないかで浪人生活の質が全く異なるものとなる。


5月

気が緩み始める5月。なんとなく五月病。

予備校に行きたくない。授業がだるい。あの授業はいらない。

そんなことを受験生は言い始める。
そんなことを言っている間に5月は終わっていく。GWも浪人生にとっては全く休みではない。

5月はなんとなく流してしまったと感じる受験生も多い。いかにこの月を気を張って勉強することが出来るか。

6月

梅雨に入る。

予備校に向かう足が雨で重い。じめじめする。予備校の机もべっとり。

気分まで落ち込み始める。予備校のクラスのメンバーがこの時期から減り始める。

そのため、クラスもどこか異様な雰囲気。

あんなに明るく友達と話して、早稲田絶対受かるぜ、といっていたクラスの彼はどこに行ったのだろうか。

それ以後、彼を目にしたことは一度もなかった。

自己管理を怠る人間、他人に流される人間は少しづつだらけていなくなっていく。

浪人をドロップアウトして、彼らはどこに行ってしまうのだろうか。

7月

暑い。半袖は楽だけど、予備校は寒い。

1学期の授業の終わりが見えてくる。
ここまで本当にあっという間だと思う。

1学期の終わりに焦り。本当にちゃんと勉強してこれたか。


毎月やるべきことをやるだけだ。夏期講習が今月から始まる。

夏期講習はどれを選べばよいのだろうか。不安からか、多くとりすぎてしまいがちになる。

それではいけない。周りに流されず、本当に必要なモノだけにしないと、授業をこなすだけの夏になる。

1学期の復習とバランスをとって受講しなければならない。

夏期講習に関してはこちらの記事を読んでほしい。

8月

高校生の頃は夏休みがとても嬉しかったけど、浪人では夏休みもあまり生活が変わらない。
嬉しくない。


むしろ、街で遊ぶ学生を横目に見ることが増える。

来年は自分もああいう風になれているのだろうか。不安は募る。

夏の気分に流されそうになる。プールに行きたい。

正直、この夏を全て勉強だけで過ごすことはしんどい。

何日間はメリハリをつけて遊んでいい。5か月間頑張ってきてるんだから。


夏期講習が始まった。授業に現役生がいる。

制服が懐かしい。彼らは紛れもなくライバルになる。

今のレベルは大したことないが、直前期に鬼のような巻き返しをしてくる。

圧倒的な差をつける努力を怠ってはならない。

9月

遂に2学期が始まってしまった。不安は募るばかり

夏に頑張れなかった自負がある者は焦る。

予備校のクラスはまた人が減った。

1番前の列で勉強していたあいつはどこに行ったんだ

どいつもこいつも中途半端。

自分のペースは乱さない。

浪人生活も半分を切った。ここからの息切れが怖い。

授業で扱う大学の過去問も、1学期のように易しいものばかりではなく、適正難易度の問題が増える。

解けない。

本当に間に合うか。もう勉強しても意味ないのではないか

焦る。

10月

大学別の模試がこの時期にあることが多い。

早慶プレ、東大プレ、京大プレ。

解けない。判定が出ない。あいつは判定が出ている

E判定。

これまでやってきた勉強は間違っていたのか。

プレの話で話題は持ち切り。

焦る浪人生はマウントの取り合い

友達のいない自分は聞きたくない。聞かないほうがいい。心が折れるから。

仲間内もだんだんぎすぎすしてくる。なんであいつらお昼別で食べてんだ。

フロアでぺちゃくちゃ話してたのに、なんで別々になってんだ。

11月

かなり寒くなってくる。体が冷えると心も冷える。

予備校の授業も終盤戦。過去問に本格的に取り組み始めるのもこの時期が多いのではないか。

過去問を解く。合格点は7割。自分は5割。なんだこれ。

何かの間違いではないか。当日に運よく解けるっしょ。なんて思い始める人も出る。そんなわけない。

自分のペースを守って勉強していた人は結果が出てくる。それは嘘。

結果が出る人は夏には出ている。これは現役生も一緒。現役生は後から伸びるはちょっと嘘。

前半に勉強する時間がなかった人が後半時間をかけて勉強することで実力が伸びるってだけ。

12月

予備校の授業が終わる。冬期講習に入っていく。

冬期講習も取り過ぎは危険。間に合わないと思って授業を積める予備校生。

なぜ同じ失敗をするのか。君らの成績が伸びないのは授業で満足しているからだ

予習と復習こそ命というのは分かっているのに、実行できない。忍耐力がない。努力不足。

他の予備校から予備校生が流れてくる。実力が伸びないのは予備校の授業が悪いせいだ。

実際一理はある。ただ全部そのせいかと言えば違う。

彼らもまた、予習と復習をしない堕落した浪人生なのだ。

そして年末。来年の合格を祈って年の瀬を過ごす。

ここでもストイックに勉強している浪人生はどれだけいるのだろうか。

私は12月31日も1月1日も予備校の自習室に行った。

もう負けたくないから。年の瀬を優雅に過ごす権利は浪人生にはないから。

浪人生は無職であるという事実を忘れていないか。

社会的には何の価値もない人間だ。ただただ、勉強に打ち込め。

1月

年が明ける。元旦も勉強をする。大半の浪人生はしない。

どのような気持ちで年明けを迎えるか、それは人それぞれ。

勉強が順調で早く受験日が来てほしいと願う浪人生。

焦りの残る浪人生。

諦めに入る浪人生。

1月3日くらいから冬期講習が始まる。受験直前の冬期講習。

センター試験も近い。バランスはどうか。

私立文系はセンター試験の勉強をするかどうか。そのような話になる。

センター利用でMARCHまで抑える。そんな夢物語を語る浪人生。

彼らの大半は8割にも届かない。でも2週間後の自分は9割とれると思っている。

どのようなロジックを踏めばそうなるのか。

まだ現実に気づかない。現実に気づくのは、センター試験当日。

センターが上手くいった浪人生とダメだった浪人生で2分化。

当然のようにうまくいって、切り替えて私立試験の勉強に切り替える者たち。

当然のようにうまくいかなかったのに、ケアレスミスをしたと言い張って点数がボロボロな浪人生。

さっさと切り替えればいいのに、彼らは出題や周りの人達の得点の話しかしない。

2月

私立の個別試験が始まる。

出来る人もできない人も苦しい月

出来が悪かったとしても、次の日に試験があることもある。

志望度の高い大学が連続になってしまうこともある。

それでも毎日切り替えて戦うしかない

中途半端に勉強してきたものはこのタイミングで叩きのめされる。

ちゃんとやってきた人でさえすべて合格することはできない。

2月は地獄。

終わりも見えてくる。誘惑が止まらない。

やり切れる人が少ない。

ここの合格を貰ったからもうやめよう。

そんな人も出てくる。

最後まで走り抜け。そうしないとその後の人生で一生後悔がついて回る

3月

結果が出そろう。明るい顔をして予備校に報告に来る浪人生。

結果がダメだった浪人生は報告に来ない。見せる顔がない。頑張っていない自負があるから。

頑張った浪人生は第一志望じゃないとしても報告に来る

本当に感謝しているから。自分はやり切れたから。

結果が全てだけど、それだけでない
その過程で身につけたやり切る力が、その後の人生の糧になるのだ

だから頑張ることは大事。頑張って、胸張って報告に行く。

それが一番大事。

合格して3月は遊び倒す

その後のことは、その後考えればいい。

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