文系受験生の永遠の課題、『私立文系( 私文 ) vs 国公立 文系 』。
果たして、受験生はどちらを選択すべきか。
どちらがコスパがいいのか、どちらが受かりやすいのか、就活においてはどちらが強いのか、どちらがモテるのか。
徹底的にお話します。この記事が受験生の進路選択の一助になればと思います。
コスパがいいのは私立文系
この記事の総論的な話になりますが、コスパの話で言えば、圧倒的に私立文系です。
そもそも、勉強する科目が3教科だけですし、3教科さえ勉強すればとてもたくさんの大学を受けることが出来ます。
一方、国公立文系は5教科7科目が受験科目である大学が大半ですし、それを勉強したとしても受けられるのは、前期と後期のたった2回。教科数だけみてもコスパは私立文系に軍配でしょう。
後述していきますが、ある程度の上位校にならないと就活においても国公立のアドバンテージは少ないですし、たくさん科目をやって入学した割には、知名度も低いです。
コスパだけでいったら圧倒的に私立文系でしょう。
受かりやすさは難易度による【参考難易度掲載】
合格のしやすさは難易度に寄りますが、個人的な見解として3教科を集中してやった方が、受かる可能性は高いと思います。
結局、国公立受験生も私立を受験しますし、そうなると3教科しか時間をかけてこなかった私立文系には普通であれば太刀打ちは難しいと思います。
参考として、下に難易度を掲載します。(筆者は一浪して早慶合格レベルのため、国公立は参考程度に。)
東大、京大、一橋が超難易度が高いのは言うまでもないと思うので、ヨコに置いときます。
旧帝国大学>早慶>横浜国立大学>>首都大学>MARCH>>日東駒専>>略
実体験とイメージでいくとこんな感じだと思います。
就活の強さも難易度による【参考就活の強さ掲載】
次に、就活でどのように評価されるかという点です。
せっかく苦労して大学受験するのであれば、就活が有利な大学に行きたいと思います。
就活の実態としては、大学よりも中身が大切だったりもします(本件についてはこちら)が、そうはいってもある程度の学歴フィルターなどは存在します。以下に、就活における評価のされ方を掲載します。
東大・京大>>>>一橋大学>>>>旧帝国大学=早慶>>上智>>(学歴フィルター)>>横浜国立大学>MARCH=都立大>>(学歴フィルター)>>>日東駒専
あくまで一般的な就活を経験したことのある社会人の印象です。
学歴フィルターと書いてあるのもあくまで参考です。早慶が多い会社にもちろんMARCHの方だっていますし、旧帝国大学と日東駒専の方が同じ会社にいることだってあります。
ただ、やはり企業側も母数を集める時点で学歴が高い子のほうが、基礎学力などにも信用がおけますので、どうしても多少の学歴を重視してしまうのは仕方のない話でしょう。
以下に東洋経済オンラインに掲載されている「有名企業への就職に強い大学」トップ200校のURLを貼っておきます。
ご覧いただければ分かると思いますが、全体的に見て偏差値が高く学歴が高いほうが上位に乗っています。
また、どちらかというと国立大学のほうが掲載数が多い印象があります。このランキングはあくまで文理混合にしたランキングですので、あくまで参考に。
参考:有名企業の内定者の学歴等が知りたい方は就職四季報がおすすめ。
私立文系のほうがモテる【参考モテ度掲載】
これは私立文系のほうが間違いなくモテます。そのすべての要因は大学の知名度です。
そんな子とは付き合いたくない、という話は置いておいて、下手すると一橋よりも早慶のほうがモテますし、横国よりもMARCH(特に青学)のほうがモテます。都立大の知名度は絶望的でしょう。
ひたすらにモテたいのであれば、慶應と青学に入学して磨かれるといいでしょう。
真面目に勉強したいのであれば国公立文系
真面目にコツコツと勉強をしたいのであれば、個人的には国公立文系のほうがおすすめです。
もちろん私立文系でも学業に取り組む環境もありますが、国公立文系のほうが人数も少なく、教授の指導なども手厚いでしょう。
また、国公立文系は公立高校の比較的上位校出身者の真面目な子たちが多いので、性格も真面目な子が集まってきます。そのような子たちは大概、勉強もちゃんとやりたい子が多いです。
大学は一緒に過ごす人に影響を受けやすいので、真面目に勉強したいのであれば、真面目な人が多い国公立文系に行くことをお勧めします。
学業以外を充実させたいのであれば私立文系
東大なんかになるとまた話が違ってきますが、大概、課外活動が活発なのは私立文系です。
早稲田と慶應の学園祭は間違いなく日本一の規模です。青学や上智のミスコンなんかも有名でしょう。
部活が強いのも私立ですし、サークルの数も私立のほうが多いです。
だから、大学行ったら勉強以外を頑張りたいと思うなら、私立文系をおすすめします。
サークルも多いので、新しいことを始めるいい機会にもなるでしょう。
上位校になればなるほど全てが活発【大原則】
最後に大原則を話すと、勉強が出来る人たちのほうが(あくまで受験結果において)、活発な人や主体的な人が多いため、課外活動、研究、それ以外など全てにおいて活発です。
いわゆるボーダーフリーのFラン大学に入学される方は、もちろん人に寄りますが、あまり主体性がなく、ちゃんと勉強もしないが、めちゃくちゃ遊んでいるってわけでもない方が多いのです。
だから、大学生活を充実させるために(意義深いものにするために)いい大学に、偏差値の高い大学に入るということはとても正常な思考なのです。
魅力的な人たちがたくさんいる大学に入るために、私立、国公立に限らず、しっかりと勉強してください。
実態は入学しないと気づけない
いろいろと書きましたが、やっぱり入学してみないと分からないことの方が多いです。
だから、ピンポイントでやりたいことや学びたいことがなかったら、まずは偏差値の高い大学を目指してください。
(私は個人的に私立文系推しではありますが)
その上で、入学した大学でいかに学生生活を充実させるかを考えてみてください。
偏差値の高い大学に入学したいけれど、どのように勉強をやっていけばいいか分からない方は公式ラインから受験相談(初回無料)もできます。
お気軽にご相談ください。
学生時代を有意義なものにしたい方は、こちらのブログも参照してください。
コメント