今回は大学受験における「 得点開示 」の意味とタイミングについてお話します。
結論から言うと、浪人を考えている受験生は、得点開示は絶対にしてください。絶対にです。
得点開示 とは
そもそも、「得点開示」とは何でしょうか。
「得点開示」とは、自分が受験した大学に申請をすれば
「自分の得点」と「合格最低点」を開示してもらえるシステムです。
得点開示には、手数料として数百円かかります。
誰が 得点開示 をすべきか
ずばり、春から浪人をする方です。
現役で大学に入ることを決めた子は、例え入学する場所が第一志望じゃなかったとしても、落ちた第一志望の得点開示をするのはあまりおすすめしません。
「あと数点で受かったのかよ」
みたいな感情を抱いてその大学に対して変なコンプレックスを抱いてしまう可能性があります。
なぜ浪人生は 得点開示 すべきか
浪人生は、現役生とは訳が違います。
浪人生はもう一年戦わなくてはいけません。
浪人生の強みは、現役生と違って一度落ちる経験をしていることです。
きっと「全く歯が立たなかった」、「何で落ちたのか分からない」
みたいな思いを持っている方も多いと思います。
「得点開示」はその主観を客観的数値で表してくれます。
大学受験は残酷というか、ハッキリしているというか
「数字」で合否を分けてくれます。(面接がある大学もありますが)
たとえ1点であろうと足りなければ不合格です。
大学受験に携わる限り「数字」には向き合わざるをえません。
そういう意味で「得点開示」をきちんとし
客観的な「数字」を受け止めてください。
得点開示 をどう生かすか
得点開示が送られてきたらどうすべきか。
上でも言ったので繰り返しになりますが、
自分の主観と客観的数字のずれを認識することです。
特に記述式の答案が多い大学は要注意です。
もし、記述式の問題で自分は手ごたえがあったのに実際の得点が低かったら、今までの回答の仕方を抜本的に見直して改善していく必要があると思います。
加えて、「偏差値法」や「得点調整」がどうなっているかの確認をしてください。(もちろん配点も)
私が現在通っている早稲田大学の入試では、「偏差法」による得点調整がなされている科目もあります。
「偏差法」とは、ものすごく簡単に言うと
平均点よりも得点が大幅に高ければ得点が足され
逆に平均点よりも低いと実際の得点よりも低い得点が実際の得点となります。
(少し勉強不足感が否めないので「得点調整」の件についてはまた記事をあげます。)
その「偏差法」でどれだけ得点が下がっているか、また上がっているか
これを見ることがとても重要です。
得点開示をいつすべきか
4月中がよいでしょう。
得点開示の締め切りは5月までの大学が多いです。
後回しにしていると得点開示ができなくなります。
期限を過ぎると本当にとりあってくれません。
検索ワードで「大学名 得点開示」
で得点開示のやり方が必ず出てきます!
この記事を見たら、すぐにしましょう。
まとめ
今回は「得点開示」についてお話しました。
浪人生は絶対に得点開示すべきです。
絶対ですよ。いいですね。
では、また。
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