今回は大学受験の英語で最も大事な要素の1つである「 英単語 」の語彙力の効率的な増やし方についてお話します。
一般的な受験生は英単語帳をこなすことだけが英単語力を増やす方法だと勘違いされてる方が多いです。
今回の方法を実践すれば、他の受験生とは英単語の語彙力においては差をつけることが出来ると思います。
ポイントは、出会った英単語は全て覚えるようにしようということです。
「 英単語 」の重要性
そもそも、英語を伸ばすための要素として単語・文法・構文の3つがあります。
この3つはどれが不足しても、英語力を伸ばすことが出来ません。
英単語は知識であるため、努力でいくらでも単語力を身につけることができます。
そのため、最も力を伸ばしやすい要素の1つです。
覚えるだけで英語力と得点を伸ばすことが出来るものであり、英単語の暗記は比較的コストパフォーマンスがいいのです。
英単語 帳で増やす
いかに語彙力を増やすか。
1つ目は英単語帳を使った語彙力の増やし方です。最もメジャーな方法ですね。
高校3年生の現役生でしたら『ターゲット1900』か『システム英単語帳』の1冊を9割完成させるようにしましょう。
この単語レベルを抑えれば、一般的な大学受験英単語の7割は抑えることが出来ると思います。
MARCHや地方国立レベルでしたら、ほとんど知らない単語は出てこないと思います。
しかし、早慶や旧帝大を目指す受験生や、受験勉強をもう1回やる浪人生は、更に1ランク上の英単語帳をやっておくべきでしょう。
おすすめは『速読英単語上級編』です。
この単語帳をやれば、分からない単語はほとんどなくなると思います。
ですが、ここで注意点があります。
このレベルの英単語帳になると、学んだ英単語の問題での出現率が著しく下がります。
そのため、基本単語帳をしっかりやった時ほど効果を実感できなくなるのは理解しなければいけません。
ハイレベルな単語帳にまで手を出すか、その時間を他の教科(例えば歴史の暗記)に回すかどうかは、個人のレベル次第だと思います。
ですが、始めるなら早めがいいと思います。
生まれて初めて見るような英単語もものすごくたくさんあると思うので、一朝一夕に暗記することはできません。
浪人生は4月にでも始めましょう。
ハイレベルな単語帳に挑戦するのはコストパフォーマンスがいまいちと感じる方は、次の方法を実践するのが良いと思います。
日頃使う教材で増やす
予備校の授業や、学校の授業で解いた英文で出てくる英単語を全て覚える方法です。
予備校のテキストは、講師や職員によってよく思考された上で、選定された過去問題が多く乗っています。
頻出単語がたくさん詰まっていることも、英文選定の1つの条件であることが多いです。
したがって、テキストに出てくる英単語を覚えることは、頻度の高い英単語を覚えることに繋がるのです。
加えて、英文を読み、問題を解く中で出会った英単語は忘れづらく、知識も定着しやすいのです。
日頃から、小さいサイズのノートを用意して、知らない単語や熟語はそのノートにまとめるようにしましょう。
これによって語彙力は飛躍的に上がります。
おすすめは、マルマンのルーズリーフバインダーです。
過去問で増やす
最もハイレベルな学習方法であり、人によっては避けてもよいと思います。
秋ごろになると志望校の過去問を解くようになると思います。
そこで出会った知らない単語を全て小さなノートに書きだして覚えるようにしましょう。
私立文系の浪人生など、圧倒的に英語で差をつけたい人はやるべきです。
英単語の勉強は座ってやるな
最後に英単語の勉強法に関するアドバイスです。
英単語の勉強は、「1時間」などまとまった時間を取って椅子に座って取り組むものではありません。
所詮は知識の暗記に過ぎません。
そのため、通学の電車やバス。お風呂に入りながら。授業が始まるまでの15分、といったように細切れに時間を確保し、コツコツ取り組むようにしましょう。
座ってやる勉強時間は、深い理解が要求される構文と文法の勉強に回しましょう。
まとめ
今回は英語における、英単語、語彙力の増やし方をお話しました。知識はあって損するものではありません。
特に浪人生は絶対に知識量で現役生に負けないようにしましょう。
大学によっては、英単語そのものが問題として問われることもあります。
英単語をたくさん覚えて、知識武装をし、英語で合格をつかみ取りましょう。
でも、知識バカの頭でっかちにならないようにね。
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