代ゼミ では色々な英語講師の授業を受けよう【抽象化能力】

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お気に入りの 代ゼミ 講師が見つかると、全ての英語の授業(英文法、英語構文、英作文、英文読解)をその講師から受けようと思ってしまいがちですが、それはおすすめしません


その理由をお話します。(※あくまで個人の見解です)

代ゼミ 講師にも得意・不得意分野がある

受験生に得意・不得意教科があるように、講師にもある程度得意・不得意分野があります。

一度受講してみればわかると思いますが、英文法は教えることが得意だけれど、英文読解はあまり印象に残らないかな、という講師の方もいらっしゃいます。(もちろん、高校の先生よりは何倍も分かりやすいのですが)

同じように、この人の文法の教え方が最も私に合う、という講師がいると思います(もちろん、分かりやすいことが一番いいというわけではありません。耳障りのいいことばかり教える講師のほうが人気が出ますが、それが正義というわけではありません)

だからこそ、様々な講師を受けるべきだと思います。

抽象化能力を培う

いろいろな講師から教わることによって、いろいろな知識をいろいろな角度から教えてもらうことが出来ると思います。

もちろん教え方も様々でしょう。
独自の英文法の捉え方をする人、高校の先生っぽい人、予備校の講師らしく問題に出る形で教えてくれる人、ネイティブの視点を加えて教える人。

一見、多くの講師、様々な種類の講師から教わると、教え方が違うから混乱してしまうと捉えている人も多くいらっしゃるでしょう。

しかし、それがとても良い経験なのです。

多くの講師から違う視点で教えてもらうことにより、自分の中でその1つ1つを消化しようとすると思います。

この講師のこの視点とこの講師のこの視点は共通点が多くあるな、あの講師とこの講師は伝え方が違うだけで、言ってることは実は同じだな、と感じるでしょう。

1つ1つの講師をきちんち復習して、自分の中で体現しようとすることによって、講師それぞれの特徴を自分の中で抽象化することになります。

そうすることによって抽象化能力が培われるのです。

抽象化能力が培われることによって、多くの場面、違った英文に、異なる問題に対して、上手に処理できるようになります。

富田講師がおっしゃるように抽象化能力が、大学受験の本質にあります。

多くの講師を受講することによって、抽象化能力を培い、バランス能力を備えましょう。

代ゼミ おすすめ英語講師組み合わせ例

※あくまで個人の見解です

佐々木講師+富田講師

最もおすすめする代ゼミ英語講師の組み合わせです。お互いがお互いを補完し合う関係だと思います。

富田講師は、英文を読むときにまずは動詞を数えることを強調します。

その理由は、まずは全体を見てから判断をすることによって、必ず正しい判断をすることが出来ると考えているからです。

英文の中心となる動詞にまずは注目して動詞を数え、接続詞と関係詞の数を決定し、種説と従属節を判断し・・・
というように全体⇒部分ということを大切にします。

一方佐々木講師は、前から英文の構造を予測し、可能性をもとに英文を読んでいきます。

例えば、「意見・考え・認識・事実・証拠・情報・可能性」を表す名詞の後のthatは86.3%同格のthatと考え、that節内は完全文が来る、と考えます。thatを見た瞬間にここまで判断するのです。

部分から全体を推測し、もし違ったら修正していくという英文の読み方をします。

まさに富田講師と反対です。

富田講師の全体を見る視点と、佐々木講師の部分から考える視点を持つことによって、どちらからも英文を見ることのできる人間になれます。

するととても強い。部分を見ながら、恐らく全体はああなるだろうという考え方ができるようになれます。

構造が分からない文章は出てきたときも、全体を眺めてみるか、という思考に切り替わり、落ち着いて英文に向かうことが出来ます。

2人の授業を受けて、きちんと自分自身の形に落とし込み、抽象化をすれば読めない英語はなくなります。

西川講師+富田講師

佐々木講師、富田講師の組み合わせとほとんど同じです。

西川講師も前から構造を予測して英文を読むタイプです。つまり、部分から全体を見るタイプ。

佐々木講師の教え方が自分に合わないな、と感じる受験生はこの2人の組み合わせを試してみるとよいかもしれません。

佐々木講師+佐藤慎二講師

この組み合わせは富田講師の全体の視点がどうしてもなじめない人向けです。

富田講師は全受験生必須の授業だと思っているので、なるべく受けてほしいのですが、どうしても合わないという人向けです。

同じタイプの講師ですが、超ハイレベルな佐々木講師と、受験生にレベルを合わせてくれる佐藤慎二講師を受けると、理解度が2段階で深まると思います。

まとめ

今回は、代ゼミ英語科講師は色々な先生を受けようというお話をしました。

特に浪人生はせっかく時間をかけて勉強するのですから、欲張って多くの講師から多くの知識を吸収することをお勧めします。

代ゼミ講師は1人1人味が濃いです。その味の濃さだけを楽しむのではなく、組み合わせて最終的に自分の味にすることが最も大切です。

受けっぱなしで終わりはやめましょうね。

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