学歴 と仕事の出来・不出来の関係性【仕事の出来ない東大卒】【仕事の出来るFラン卒】

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世の中はいまだに学歴を重視しているけれど、学歴 と仕事の出来・不出来に本当に関係性があるのか、
疑問に感じている受験生向けに、その実態をお話しようと思います。

学歴 が高く勉強が出来る人は仕事の飲み込みが早い

まず、勉強が出来る人は仕事の飲み込みがとても速いです。
それは当然の話です。
勉強というのは、究極を言うと「自分が知らない事象を理解すること」です。
例えば、英語学習とは、自分が常日頃使っている日本語とは文法面や単語面で全く違う言語について理解することです。
日本語と全くルールの違う英語のルールを理解して運用することは、
未知のルールをいち早く理解しそれを運用することとイコールだと思います。
今まで出会ったことのないルールに対してもいち早く理解をして運用することができるから、
仕事の飲み込みも早いのです。

学歴 が高い人は継続力がある

学歴が高い人は相対的に継続力があります。
というのも、それなりに偏差値の高い大学にいくためには、ある程度長い時間辛抱強く勉強をすることが求められるからです。
仕事においてもそれは同様です。
ある仕事において結果を出すには、一朝一夕にいくものではありません。
実践で何度もトライして失敗する経験が必要ですし、業務時間外においてもその仕事に向けた勉強などが必要になるケースもあるからです。
したがって相対的に努力を継続する力がある学歴の高い人間ほど、仕事が出来る傾向にあります。

仕事の内容によっては東大卒<それ以外のケースもある

ここまで学歴の高い人間ほど仕事が出来るという趣旨の話をしてきましたが、仕事内容によってはそれが適応されないケースもあります。
例えば、たまに世間で言われる「仕事のできない東大卒」という話。
これには何パターンか理由があります。
1つ目は、その東大卒が絶望的にコミュニケーション能力が低いというケース。
仕事には必ずコミュニケーションが付随してきます。コミュニケーションなしに成り立つ仕事はないといっては過言ではないほどです。東大であろうと面接なしで学力だけで入れるので、話す能力に関しては問われません。
仕事の核となるコミュニケーション能力が絶望的な人間だと確かに東大卒でも仕事が出来ないでしょう。
2つ目は、その東大卒が抽象思考は得意だけど、具体的実務が苦手なケースです。
入試問題は難易度が上がれば上がるほど、問題の抽象度が上がっていきます。
例えば、偏差値の低い大学の歴史の問題であれば、ただただ歴史的用語を記述させる問題が多かったりしますが、
東大の歴史の問題は背景に関して記述させたり、考えを述べさせるなど、より抽象的な問題が多いです。
東大が求めているのは、そのような抽象的な思考ができる人間であり(科目数が多いのも、抽象化能力の高い人間を求めていることの裏返し)、
覚えたことをそのまま吐き出す人間ではないのです。
仕事の話に戻りますが、入社してすぐは、戦略を考えるなどの抽象的な思考をするのではなく、
実務的な仕事をする場面が多いのです。
そのため、抽象思考が得意な東大卒が仕事が出来なくなるケースが多いのです。
逆に、経営層の人間に高学歴が多いのは、戦略を描くといった抽象的な思考は、
高学歴の人間のほうが得意だったりするからです。
まぁここらへんについてもっと詳しく知りたい人は、富田先生の本だったり、大学に入学してから「賢さをつくる」などの具体・抽象系の本なんかを読んでみてください。

【参考:学歴と仕事ができる能力に相関があると思いますか?

まとめ

少し話が脱線しましたが、結論を言うと、学歴の高い人間ほど仕事ができる。これに尽きます。
ただ、正直受験生の段階で色々考えても理解できないことも多いので、
受験生のうちはとにかくたくさん勉強して行きたい大学に行くことだけを意識してください。
それ以外は入学後で構いません。

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